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親知らず(口腔外科)WISDOM TEETH (ORAL SURGERY)

親知らず(口腔外科)治療例

「親知らず 親不知 智歯」

・親知らずは、抜いたほうが良いのでしょうか?
・親知らずは抜くのが大変ですとよく言われるのですが、本当でしょうか?
・親知らずが痛くなってから抜いてもいいんじゃないの?
・親知らずを抜いてもらったら、ひどい肩こりも治ると聞いたのですが・・・。

こういった質問をよく耳にします。
答えは・・・・

○親知らず=必ずしも抜かなければならない歯 とは限りません。
○親知らず=抜くのが大変 とは限りません。
○場合によっては、早く抜いていなかったことで悪影響がでることもあります。
○かみ合わせによってはそういう場合もありますが、それは結果論です。

親知らずに対する偏見を無くして、健康歯口人生を送ってもらいたいという思いで、大名歯科では日々患者さんに情報提供を行い、治療をしております。その内容の一部をここでみなさまにもお伝えしたいと思います。
興味があるかたは、さらにくわしい説明をお読みください。

「そもそも親知らずってどんなもの?」

語源

赤ん坊の歯の生え始めと違い、多くの場合親元を離れてから生え始めるため、親が歯の生え始めを知ることはありません。
そのため親知らずという名が付きました。人によっては一生生えない、あるいは先天的に存在しない場合もありますが、親知らずを含めると、人間の永久歯は合計32本生えることになります。
親知らずのことを英語ではwisdom toothといいますが、これは物事の分別がつく年頃になってから生えてくる歯であることに由来しています。

特徴

親知らずの特徴として、よく口腔内にトラブルを起こすことが挙げられます。
まず、現代人は猿人から進化していく過程で顎が小さくなっていきましたが(退化)、それに対して歯の数は減らなかったため、親知らずが生えると顎に入りきらないという事態が起こってきました。その結果として他の歯並びに悪影響を及ぼす場合がでてくるのです。
これに関連して、スペースがないため歯が横向きなどで生えてきて歯茎や顎の骨を圧迫して痛みを与えたり、そうでなくとも磨きにくい口の奥の部分がさらに困難な状態になりむし歯や歯肉の炎症を誘発したりもします。
こういったトラブルが起きると、必然的に歯医者に行って抜いてもらうなどの対処をすることになるが、歯そのものや神経は健康であることが多いため、その治療は非常に負担がかかるとされています。
特に下顎においては、麻酔の効果が弱い場合もあるし、術後に麻酔が切れた後の痛みやだるさも、他の歯の抜歯の場合より強いことが多いようです。
そういう点でもタチの悪い歯と言えます。
上顎洞と近い上顎の親知らずを抜歯した場合、上顎洞と口腔内が交通し、一時的に上顎洞炎を生じることも稀にあります。

「なぜ問題になるの?」

他のほとんどの歯と同じく、きちんと清掃できる状態まで生え、きちんと咬み合わせが機能していれば抜く必要は全くありません。
しかし顎が小さくなりつつある現代では、この親知らずを生涯いい状態で残せているということは非常に珍しいことです。
実際、ほとんどの親知らずは変な生え方をして、歯ブラシを当てにくく、咬み合わせもきちんとまっすぐに咬み合うことも少ないのです。そのため、親知らずそのものだけでなく手前の歯や咬み合う相手の歯までむし歯・歯肉の炎症・咬合不全といったトラブルが起きやすいのです。親知らずの影響でかみ合わせが狂い体のバランスが崩れて、頭痛や肩こりといった全身の不調や、精神的に病んだりする可能性もあります。
では、そんなにトラブルが多いのなら、みんな良くない親知らずは早く抜けばいい・・・のですが、それをためらわれる原因のひとつとしては「治療が大変そう」という思いがあるからではないでしょうか。
たしかに抜歯の場合、治療期間が通常の抜歯よりは長期化することもあります。
また、生え方(横向きなどのとき)によっては、一般の歯科医院では抜歯の難度が高く対応できないため、歯科口腔外科のある病院に紹介される場合もあります。
抜歯後は個人によって2-4日目に頬が膨れ、場合によっては痛みを伴い青くなることがあります。
特に下の親知らずの抜歯の際に、ごくまれに神経(下歯槽神経)を傷つけることがあり、その場合は麻痺や痺れなどが長期間残ることがあります。
大名歯科では、術前の審査、カウンセリングに重点を置き、なるべく安心・リラックスした状態で精度の高い技術で治療を受けて頂けるよう心掛けております。

しかしわざわざ痛くもない時に、親知らずを抜くために歯医者に行くのも・・・。
痛くなってからでもいいんじゃない?と思われる方もいることでしょう。 しかし、痛みが出たり、健康だった他の歯にむし歯ができてしまった後ではもう遅いのです。
それに親知らずは放っておくと、人生に大きく影響を与える時期に痛みが急に発生してくる可能性があります。
親知らずが痛くなったタイミングが、旅行中や妊娠中だとどうでしょう?
旅先でのおいしい食事や思い出が台無し。
妊娠中でレントゲンや薬が使えないのにどうしよう・・・。
受験や就職活動中だと、集中することもできません。
つまり、「親知らず抜歯」は親知らず以外のよい健康な歯を守り、生活や趣味を質の高い楽しいものにするための予防処置なのです。

「どうしたらいいの?大名歯科のとりくみ」

発生期(18歳ころ)になったら痛みがなくても、経過観察をしてもらっている歯科医にレントゲンを撮影してもらい、相談しましょう。
学校や仕事に影響が出ない時期に、前もって治療期間を設ける。
親知らず抜歯は術後の痛みや腫れが起こる可能性が高いかもしれません。
なるべくコンディションを整えて抜歯をされるのが正しいと思います。
たとえば、上下の親知らずを別に抜歯すると抜歯をした側では、一週間くらいは食事しにくいので、食事がしにくい一週間を二度体験することになってしまいます。
そのような理由で大名歯科では上下の親知らずを同時に抜く方は、8割くらいと非常に多いです。

「親知らずが役に立つ!?」

広島大の歯の銀行が国際展開

広島大大学院の丹根一夫教授(歯科矯正学)のグループが2004年に実用化。
瞬間冷凍時に磁力をかけ、歯の根元にある「歯根膜」の細胞を壊さず保存する。
金属を骨に埋め込むインプラント(人工歯根)に比べ、自然なかみ応えが得られる。
さらに、同一人物に細胞ごと移植するため拒絶反応が少なく、歯が抜けにくい。
当初、広島大病院でしか行えなかった抜歯と移植は、技術指導を受けた28都道府県の146医療機関で可能になった。
抜歯から移植までにかかる利用者の費用は、歯1本で約20万円。
(中国新聞より抜粋)
私も登録研修医として在籍しております広島大学矯正歯科で行われている「歯の銀行」。
親知らずや矯正の時に抜いた小さい奥歯などを冷凍保存して将来に備える方法です。
自分自身の歯を使うのでアレルギーなど拒絶反応がない点では優れていますが、歯の移植は移植歯の根の形と同じように、しかもインプラントよりもやや多く顎骨を削らなければならず、手術レベルが高いので術者の腕に成否が左右されやすい。
さらに万が一失敗したときは、骨を削った量が多いため顎骨へのダメージが心配です。
歯の移植は条件が揃うととてもいい方法です。
よい抜去歯牙の見極め方などの基準があればいいのにと思いますが、現在はありません。
ゆえに抜歯即時移植手術はとても難易度が高いです。

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