フレッチャーイズム
約1世紀前の1900年前後。アメリカにフレッチャーという人がいました。彼は時計商人で大金持ちでした。医者でも歯医者でもない彼が、長年の努力の結果、噛むことの効用「フレッチャーイズム」を提唱し、世界中で有名になりました。
彼が噛むことの健康法に気付いたきっかけは、当時40歳で身長167㎝、体重100㎏近くあったのにも関わらず、運動もせず、世界中の美味しいものを食べ放題の暮らしをしていました。そんなある日、体調が悪くて病院に行ったのがきっかけで、健康を気にするようになりました。フレッチャー氏は、健康の為にと散歩に出かけました。そこでたまたま他人の家の貧しいけれど楽しそうな食事風景を見たとき、彼は突然ひらめいたのです。「贅沢でない自然の食事を、楽しく、ゆったりとよく噛んでたべること」が大切なのだということをそれを実行することで、彼は5ヶ月で30㎏の減量に成功したといいます。フレッチャーの主な教えを要約すると次のようになります
1:空腹感がよほど高まるまで食べない。
2:栄養学にとらわれないで、好きなものを食べる。
3:ひと口の食べ物を唾液とよく混ぜ合わせて、何度もよく噛み自然に飲み込むまで待つ。
4:嫌な暗いことは考えず、楽しみながら食事を味わう。
5:腹八分目を心がける。
6:スープ類は噛めないので勧めない。
7:十分な唾液が分泌されているかどうかに気をつける。
このような食事を心がけると、食物が体に効率よく利用され、耐久性が強くなり病気になりにくくなります。気分も晴れやかになり、容貌が美しく若さを保てるそうです皆さんも試してみてはいかがですか?
広島県三原市 大名歯科医院 歯科技工士 木原 義隆
投稿者プロフィール
- 大名歯科の歯科技工士です。
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