動物の歯の話 その8
ウシは草食なので,奥歯は上からみると,三日月がいくつも重なったシワの様になっています。上あごは前歯も犬歯もなく奥歯が12本あります。前歯がないので,歯ぐきが硬くなっていて、この硬い歯茎が前歯の役目をはたしています。下あご…
動物の歯の話 その7
ネコは肉食動物ですが,イヌよりも歯が少なくて,上あごは切歯6,犬歯2,奥歯8,下あごは切歯6,犬歯2,奥歯6,合計30本です。 トラやライオンもネコ科の動物なので同じ歯を持っています 広島県三原市 大名歯科医院 歯科技工…
動物の歯の話 その6
イヌはもともと肉食なので,歯に特徴がよくでています。上あごは前歯6,犬歯2,奥歯12,下あごは前歯6,犬歯2、奥歯14で合計42本の歯をもっています。 イヌを飼っている人は数えてみるとおもしろいかもいれませんね 広島県三…
動物の歯の話 おの5
リスが硬いクルミやドングリの皮を上手にむけるのは、一対のノミ状の門歯を持っているからです。門歯の裏側にはエナメル質がないため、内側が早く減り、その結果としてノミの刃のような形になります。 リスには犬歯はなく、前臼歯と臼歯…
動物の歯の話 その4
ブタの内臓器官は私たち人間のものと良く似ていますが、歯の数は人間よりも多く、しかも噛む力も強力です。 生まれて間もなくかわいらしい歯が生え始めますが、これはブタの乳歯で、ほぼ2年後には永久歯となって生え揃います。 門歯と…
動物の歯の話 その3
馬の歯は6歳になるまでに、すべて乳歯から永久歯に生えかわり、その後はどんどんすり減っていきます。 食べる時には、上下の歯をすり合わせるので減り方が激しく、1年間に平均2ミリずつすり減っていきます。 そのため、馬は歯を見れ…
動物の歯の話 その2
動物の歯のお話 2回目です。 多生歯性の代表といえばサメです。サメの歯は獲物をとるときにこぼれ落ちても、すぐに次々と生えてきます。 なぜなら、現在使っている歯のうしろに6列から10列もの予備の歯がひかえていて、歯が抜け落…
動物の歯の話 その1
今日はゾウの歯のお話をします。 象の歯は大きな臼歯が上下左右に1本ずつの計4本。ひと回りもふた回りも大きな大人の靴底のような形をしています。60~70年の生涯のうち、この臼歯は6回も生えかわるのですが、そのプロセスは大変…
歯は語る
化石となった歯を調べることで、いろいろな事実を知ることができます。 草食性であったか、肉食性であったかというような基本的なことは、歯の擦り減り方をチェックすることで比較的簡単にわかるそうです。まさに’’歯は語る’’ですね…