その薬、気絶剤です!睡眠薬より“肉体疲労”が最強の眠剤だった
睡眠薬なんて必要ありません!
私も若いころ、不眠に悩まされた時期がありました。眠りたくても、頭の中で考え事がぐるぐると止まらず、朝まで目が冴えてしまう…。そのつらさ、痛いほどわかります。
でも、だからといって安易に睡眠薬に頼るのは本当に危険です。
睡眠薬というのは、いわば“ノックアウト型の眠り”を強制するもの。脳の中枢神経に作用して、自然な眠りではなく“気絶”のような状態を引き起こすのです。そんな眠りを毎晩続けていたら、身体や脳に悪影響が出るのは当然ですよね。
睡眠薬は、不眠症を治す薬ではありません。眠りの質を良くするわけでもなく、ただ強引に意識を奪っているだけ。これでは根本的な解決にはなりません。
眠れない夜は、いっそのこと起きていてもいいんです。本を読んでみたり、温かい飲み物を飲んだりして、ゆったりとした時間を過ごしましょう。手足やお腹(丹田)が冷えていないかもチェックしてみてください。冷えは不眠の原因になります。
注意してほしいのは、スマホやパソコン。眠れないからといってネットを見始めると、強い刺激でますます眠れなくなってしまいます。
不眠に悩む人の多くが「早く寝なきゃ」と思い詰めすぎています。でも実は、“起きる時間”を決めることの方が大事なんです。たとえ睡眠時間が短くても、決めた時間にはきっぱり起きてください。
そして、朝の光を浴びながら少し散歩してみてください。春の朝はほんのり汗ばむくらいの陽気で、心も体も軽くなります。
悩みがあるときは、「どうしよう…」と繰り返すのではなく、「これを解決するには何をすればいい?」と問いを変えてみましょう。考えても答えの出ないことは、ひとまず置いて、「今日は寝て、明日考えよう」でいいんです。
実際、不眠や昼夜逆転に悩む人でも、翌日に楽しみな予定があると、不思議とその時間にはちゃんと起きられるものです。つまり、「起きる力」は誰にでも備わっているんです。
ここで忘れてはならないのが、精神薬の怖さです。最初は効果があるように見えても、副作用が出て騒ぎになると、次々に“新薬”が登場してきます。でも実際には、症状が悪化したり、性格が変わったりしてしまう人が少なくありません。
私が話を聞いた子どもたちの中にも、精神科に通い出してから、以前は通じていた会話が通じなくなってしまった子がいました。被害妄想が強くなり、どんどん自分中心の考え方に固執するようになっていったのです。
精神薬も、睡眠薬と同様に依存性があり、副作用がすぐには現れないために気づいたときには手遅れ…ということも少なくありません。
何人もの人たちが、その恐ろしさに苦しんでいます。
だからこそ、私は声を大にして言いたいのです。
本当の眠剤は、「疲労」—それも、肉体的な疲れ—です。
外で元気に遊び、たっぷり食べて、バタンと眠る子どもたち。その姿にこそ、自然な眠りのヒントがあるのです。
一方で、同じようにたっぷり食べても、体を動かさない大人は眠れない。つまり、眠るには、心ではなく体を動かすべきなのです。
あなたの眠れない夜が、少しでも穏やかになりますように。
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- 大名 幸一 Koichi Omyo
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