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【歯が1本ダメなら全部道連れ!?】知らずにやる“かみ合わせ調整”が地獄の始まりだった…

2025年4月23日 大名歯科院長
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「かみ合わせがおかしいから、この歯をちょっと削ってくれませんか?」

こんなふうに言ってくる患者さん、実はけっこう多いのです。でもちょっと待ってください!

その場の違和感を取るために1本の歯だけを削ってしまうと、かえって全体のバランスを崩す危険性があるのです。

確かに、「この歯だけが当たって痛い」と感じることはあります。

たとえば——

朝起きると奥歯がズキッと痛む 硬いものを噛んだときに、特定の歯にだけ強く当たる気がする 歯ぎしりをしている自覚はないが、なんとなく顎が疲れる

そんなとき、多くの人が「とりあえずその歯を削ればラクになる」と考えてしまいがちです。

しかし、これは見た目には正しそうで、実は危険な選択。

削ることで一時的に楽になるかもしれませんが、問題は根本解決されず、他の歯や顎関節にじわじわと負担がかかります。

そして最悪の場合——

・他の歯がグラグラになる

・噛むたびに痛みが走るようになる

・顔の歪みや頭痛、肩こりが慢性化する

といった二次被害が起こることもあるのです。

「かみ合わせがおかしい」と感じたら、**“削る”のではなく“かみ合わせない”**という発想も大切です。

つまり、まずは安易に歯をいじるのではなく、全体のバランスを整えるアプローチをすべきなのです。


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