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歯医者は詐欺師か?虫歯が”治らない”という不都合な真実

2025年4月18日 大名歯科院長
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風邪をひいたとき、数日休んで熱が下がり、咳や鼻水も止まり、体が元の健康な状態に戻ったときに「風邪が治った」と私たちは言いますよね。では、虫歯はどうでしょうか?

実は、虫歯は“治る”病気ではありません。歯医者さんで治療を受けたとしても、風邪のように元の状態に戻るわけではないのです。

例えば、あなたが虫歯で歯がズキズキと痛み、歯医者に行ったとします。そこで行われるのは、痛んでいる神経を取り除く処置や、削った歯の穴をレジンや金属など「歯ではない人工物」で埋める処置です。これは、症状を“止める”ことであって、“治す”こととは根本的に異なります。

つまり、「虫歯が治った」と感じているのは、あくまで痛みがなくなったからにすぎず、実際には歯の一部を失い、代わりの材料で補っているだけなのです。もしこれを風邪に例えるなら、「咳が止まったから肺の一部を人工物で埋めました」と言っているようなもの。

虫歯は自然に治ることはありませんし、削った歯は二度と元には戻りません。私たちができる唯一の“本当の治療”とは、虫歯にならないように予防すること。それこそが、歯を守る最善の方法です。


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