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「唾液が止まれば死ぬ」——あなたの命を守る分泌液の秘密

2025年2月23日 大名歯科院長
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唾液は、私たちの健康を支える最強の防御システムです。口臭や虫歯、歯周病を防ぐだけでなく、食中毒や風邪の予防、さらには老化防止にも関わっています。しかし、ストレス過多や過緊張の状態では、唾液の分泌が低下し、作られにくくなります。健康を守るためには、唾液をしっかり出し続けることが重要なのです。

唾液が十分に出ていれば、食後すぐの歯みがきに頼らずとも虫歯を防ぐことができます。ただし、唾液腺マッサージは一時的な対策にすぎません。唾液を持続的に分泌させるには、口をよく動かすことが不可欠です。その第一歩として、シュガーレスガムを噛むのが効果的でしょう。

普段、パンを何も飲まずに食べられないと感じる人は、唾液の分泌が不足している可能性があります。一口あたり5~6回しか噛まない人や、柔らかく水分・油分の多い加工食品ばかり食べている人は要注意です。このままでは唾液腺が衰え、廃用萎縮を引き起こしかねません。

唾液が出なければ、食物を飲み込むことができず、感染症のリスクも高まり、最悪の場合、命を落とすことすらありえます。つまり、唾液を出し続けることは、生き続けることと同義なのです。そのためには、ストレスを減らし、口や舌をしっかり動かして唾液腺を刺激し続けることが大切。今すぐ「唾液を出す習慣」を意識し、健康を守りましょう!


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