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間違えると逆効果「口臭の本当の原因と正しい対策」

2025年2月8日 大名歯科院長
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「毎日しっかり歯を磨いているのに」「デンタルリンスでこまめに口をすすいでいるのに」——それでも口臭が気になることはありませんか? 実は、やればやるほど逆効果になることもあるのです。

口臭の主な原因は、口内に存在する細菌やその代謝物。しかし、これを完全に取り除こうと強く磨いたり、強力な洗口剤を使ったりすると、口内の善玉菌まで減らしてしまい、かえって口臭を悪化させることがあります。そもそも口臭は、生命活動の一部として生じる自然なもの。過度に気にしすぎることで、思い込みによる「心因性口臭症」を引き起こすこともあります。

では、どうすれば安全に口臭を抑えられるのでしょうか? その答えは 「唾液」 にあります。唾液には口内の細菌バランスを整える働きがあり、唾液が十分に分泌されていると、多少の細菌があっても口臭は発生しにくくなります。赤ちゃんが口臭を感じさせないのは、常に唾液が豊富だからなのです。

また、口臭はビジネスにも影響を与えます。相手が早く距離を取りたいと思えば、商談もうまく進みません。手軽な対策としては、シュガーレスガムを噛んで唾液の分泌を促すこと。もしそれでも改善しない場合は、歯科医院で適切な診察を受けましょう。

口臭はゼロにはできませんが、正しいケアで気にならないレベルに抑えることは可能です。大切なのは「口内環境を整え、唾液をしっかり分泌させること」。日々の習慣を見直して、健やかな息を手に入れましょう!


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