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カロリー計算の落とし穴?本当にそれで痩せるの?

2025年1月19日 大名歯科院長
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「糖質は1gあたり4kcal、タンパク質も同じく4kcal、脂質は9kcalだから、ダイエットには脂質を控えましょう」とよく言われます。でも、この情報に振り回されていませんか?そもそも、カロリーとは食物を実際に燃やしたときの熱量のことを指します。この仕組み、少し不思議だと思いませんか?

例えば、木くずを燃やすと熱が出ますが、これもカロリーとして計算できます。つまり、理屈の上では「木くずを食べてもカロリーがある」ということになりませんか?でも実際、人間の体は木くずをエネルギー源にできませんよね。では、どうしてカロリーだけで食べ物の価値を測れるのでしょうか?

実は、この「カロリー」という概念は、食べ物が燃えたときの発熱エネルギーを測ったものに過ぎません。これをもとに、厚生労働省は1日に必要なカロリー量を決めています。そして、この数字の足し算が現在の栄養学の基礎となっています。

でも、ふと考えてみてください。私たちの体内で食べ物が本当に燃えているのでしょうか?胃や腸の中で発火したり、炎を上げて燃えたりしているわけではありませんよね。体内では食べ物は化学反応によって分解・吸収され、エネルギーに変わっているのです。

つまり、「カロリー計算=正しい食生活」ではない可能性もあります。本当に必要なのは、食べ物の質や栄養バランスを考えることかもしれませんね。ダイエットや健康のための食事を見直すとき、この「カロリー計算」に潜む落とし穴を意識してみてはいかがでしょうか?


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