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虫歯の真実:黒い虫歯は大丈夫?白い虫歯は危険?

2025年1月12日 大名歯科院長
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虫歯と聞いて、皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか?絵本や広告では、黒い虫歯がよく登場しますね。でも実は、この「黒い虫歯」には驚くべき秘密があるのです。

黒くて目立つ虫歯は一見怖そうですが、実は進行が止まっている「硬い虫歯」であることが多いのです。むしろ、進行中のしみる虫歯は治療を始める前に黒くして進行を止めることが可能です。これだけで症状が落ち着くケースもあるので、黒い虫歯=悪いものと決めつける必要はありません。

一方で、「白い虫歯」には注意が必要です。白くなった部分は一見きれいに見えますが、実は歯の内部が空洞化している初期段階の虫歯です。これは冷凍庫でできる氷の気泡と同じような現象。まだ穴が開く前なので、適切な飲食習慣の改善をすれば自力で治せる可能性があります。甘い飲み物や間食を控えるなど、生活を見直すことがカギとなります。

そして覚えておきたいのが、虫歯治療だけでは「もう虫歯にならない」という保証は得られないということ。治療後に油断してしまうと再発のリスクが高まります。大切なのは治療そのものだけでなく、日々の飲食習慣を見直し、虫歯を進行させない環境を整えることです。

虫歯と向き合うために、まずは正しい知識を身につけましょう。「黒い虫歯」と「白い虫歯」の違いを知り、日常生活の改善から始めてみませんか?


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