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市販の野菜ジュースの真実:本当に健康に良いの?

2024年12月21日 大名歯科院長
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市販の野菜ジュースで「野菜不足を補える」と思っていませんか?実はその考え、少し誤解があるかもしれません。野菜ジュースは手軽で便利ですが、健康面でいくつかの落とし穴があります。例えば、糖分が多く含まれているため、飲み過ぎると糖尿病リスクが高まる可能性もあるのです。

「1日分の野菜が摂れる」という広告を目にすることが多いですが、これを飲むだけで必要な栄養を補えるわけではありません。野菜を食べることで得られる栄養や食物繊維をしっかり摂取するには、やはり実際に野菜を食べるのが一番効果的です。

市販の野菜ジュースに潜む問題点を以下にまとめました:

1. 濃縮還元の影響

多くのジュースは、海外で濃縮されたものを日本で水で戻して製造されています。この過程で熱に弱いビタミンが失われることが少なくありません。

2. 加熱殺菌による酵素の破壊

製造時に行われる加熱殺菌により、酵素がほぼ破壊されてしまいます。

3. 食物繊維の不足

飲みやすさを重視して食物繊維がほとんど除去されています。例えば、100mlあたり1~2g程度しか含まれないため、1日20g以上必要とされる成人には全く不足しています。

4. 糖分が多い

果物を多く含むことで甘みを出していますが、糖分が10g以上含まれている商品もあります。購入時は必ずラベルで糖分量を確認しましょう。

5. 添加物の使用

栄養強化のために、表記されない添加物が使われているケースもあります。

6. 中国産野菜の使用

安価な中国産野菜が使われていることがあり、気になる場合はメーカーに問い合わせるのが安心です。

7. 硝酸態窒素のリスク

日本では基準が緩いため、過去には野菜ジュースから基準値を超える硝酸態窒素が検出された事例もあります。

野菜を摂るなら「食べる」ことが基本!

自家製の野菜ジュースを作るのも悪くはありませんが、基本的には野菜をそのまま食べるほうが理想的です。忙しい日々の中でも、野菜を直接摂取する習慣を作ることが健康への近道です。

「簡単で便利な魔法の食品」は存在しない、という事実を忘れずに!


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