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もう硬いものを諦めない!入れ歯でもしっかり噛むコツとは?

2024年9月27日 大名歯科院長
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入れ歯を使用している方の中には、「硬い物を噛むのは無理だ」と諦めている方が多いかもしれません。しかし、それは誤解です。確かに、慣れるまでには時間がかかりますが、正しい方法を身につければ痛みを感じずにしっかり噛むことができるのです。大切なポイントは、焦らず「ゆっくり噛む」こと、そして「何度も噛む」ことです。例えば、リンゴやせんべいのような硬いものでも、時間をかけてゆっくり噛めば入れ歯でも問題なく楽しめるようになります。

また、新しい義歯ができたからといってすぐに快適に噛めるわけではありません。義足がすぐに使いこなせないのと同じで、義歯もリハビリが必要です。新しい入れ歯が完成した後、少しずつ噛む感覚を取り戻し、徐々に慣れていくことが大切です。例えば、初めて義歯を使用したときは、柔らかいものからスタートし、徐々に硬いものに挑戦すると良いでしょう。

「入れ歯が痛い」と感じる場合、その原因は入れ歯自体ではなく、入れ歯が強く当たっている歯肉や、金具がかかっている歯が痛みの原因となっていることが多いです。もし噛まなくても痛みを感じるのであれば、入れ歯の調整が必要です。反対に、噛む時だけ痛みを感じる場合は、噛み方や力のかけ方に問題があるかもしれません。

さらに、最近では「入れ歯安定剤」が多く売られています。これを使うことで入れ歯の安定感を増すことができますが、重要なのはその安定剤が水に溶けるかどうかです。水に溶けないタイプの安定剤を使わないと安定しない場合は、入れ歯自体に問題がある可能性が高いので、早めに歯科医に調整してもらうことをお勧めします。


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