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なぜ頬や舌を噛んでしまうのか?安全な咀嚼のポイント

2024年9月3日 大名歯科院長
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食事中に頬や舌を噛んでしまい、痛い思いをしたことはありませんか?これは、咀嚼のスピードが速すぎるため、頬や舌が逃げきれずに噛んでしまうことが原因です。たとえば、食事中にテレビを見ていて、気がついたら頬を噛んでいたという経験はありませんか?このような事故を防ぐためには、食べ物をゆっくりと噛むことが大切です。咬み合わせが悪くても、ゆっくり噛むことで流血するような事故を未然に防ぐことができます。ポイントは、「一口ごとに意識してゆっくり噛む」ことです。

「柔らかいものばかり食べていれば大丈夫」と思っていませんか?たとえ柔らかい食べ物でも、その中に硬い物が入っていると、急いで噛むことで事故が起こる可能性があります。特に、急いで食べる癖がある人は要注意です。早食いは問題ありませんが、早噛みは事故の元です。たとえば、お煎餅など硬いものを食べる時は、しっかりと時間をかけて噛むようにしましょう。

硬いものを噛みたい欲求がある場合でも、歯科治療中だからといって完全に避ける必要はありません。ただし、治療中の歯を避け、ゆっくりと優しく噛むことが重要です。例えば、スルメを噛む時には、治療中の歯を使わずに、他の歯でゆっくりと味わうように噛むことが勧められます。

最後に、硬い物を噛むことで歯が割れるという誤解がありますが、実際には、噛むスピードが速いと歯に負担がかかり割れることがあります。乾杯の際に硬いグラス同士が接触しても、グラスが割れることは稀ですが、それはスピードが速くないからです。同じように、歯に関しても「ゆっくり」がキーワードです。


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