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知っておきたい!子ども用歯ブラシの選び方と正しいケア

2024年9月2日 大名歯科院長
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子ども用歯ブラシは、その小さなヘッドと短い毛が特徴ですが、実は扱い方に注意が必要です。毛が短いため、しなりにくく、まるで小さな亀の子タワシのような硬さを持つことがあります。このようなブラシで強くゴシゴシと磨くと、歯肉を傷つけてしまう恐れがあります。特に、小さな子どもの歯肉はデリケートなので、優しくゆっくりと磨くことが大切です。たとえば、力を入れずに「なでるように磨く」ことを意識するのがポイントです。

また、子どもの仕上げ磨きをする際、無意識に力を入れすぎていませんか?お子さんの顔が怖がっているようなら、それは磨く力が強すぎるサインかもしれません。子どもが歯磨きを嫌がるのは、実はその力加減が原因のひとつです。親子で楽しい歯磨きタイムにするためには、優しい力加減でリラックスした雰囲気を作ることが大切です。たとえば、子どもが好きな歌を歌いながら磨いてあげると、リラックスした気分でケアを受け入れてくれることが多いです。

さらに、歯を磨いても虫歯になることがあるのはなぜでしょうか?「きちんと歯磨きをしていたはずなのに…」と後悔する人も少なくありません。実際、歯には細かい隙間やデコボコがあり、歯ブラシの細い毛先でも届かない場所がたくさんあります。つまり、歯ブラシだけで虫歯を予防するのは難しいのです。真の原因は、食後の口内環境や歯と歯の間に残った食べかすが原因であることが多いです。デンタルフロスやうがいも併用し、総合的なケアを心がけることが大切です。


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