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健康食品の真実:期待と現実

2024年8月29日 大名歯科院長
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健康食品は、一見すると健康に良いもののように思われがちですが、実はただの加工食品に過ぎません。本当に病気を治したり防いだりするなら、それは医薬品として扱われます。健康食品は、そのような効果が科学的に証明されていないため、あくまで「健康に良いかもしれない」といった期待を抱かせるものにすぎません。その実態は、健康になればいいなという思いが少しと、売りたいという企業側の強い思いが詰まった商品です。

例えば高血圧について考えてみましょう。多くの人が薬を使って数値を下げていますが、それだけで根本的な解決になるでしょうか。薬の副作用を積み重ねて、大丈夫なのか心配になることもあるはずです。

高血圧予防を謳う特定保健用食品のアミールSの原材料を見てみると、還元麦芽糖水飴、安定剤、大豆多糖類、ペクチン、香料、酸味料、セルロース、そして甘味料など、ほとんどが糖分で構成されています。これを摂取することで本当に高血圧を予防できるのでしょうか?むしろ、別の健康問題を引き起こすリスクさえあるのではないでしょうか。

また、元ジャイアンツのN嶋さんが高血圧予防ドリンクとして宣伝していたアミールSを飲んでいたにもかかわらず、脳梗塞を発症したという事実もあります。健康食品に頼るよりも、不必要なものを生活から排除する方が、病気予防には理にかなっていると言えるでしょう。ちなみに、N嶋さんはセコムをしていなかったという噂もありますが、それは別の話ですね。

健康食品に過度な期待を抱くのではなく、まずは自分の生活習慣を見直すことが、真の健康への近道なのかもしれません。


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