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枕に頼らない快眠の秘訣—理想の睡眠姿勢とは?

2024年8月28日 大名歯科院長
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「どんな枕を使えばいいですか?」歯医者として患者さんからよく受ける質問です。私の答えは、「枕は使っていません。」です。確かに枕の高さや硬さが寝入りに影響を与えることはありますが、実際に重要なのは寝入りの瞬間だけではないでしょうか。寝入りの姿勢と、起きたときの姿勢が同じであることは稀であり、睡眠中に何度も寝返りを打つことで、枕の存在はほとんど意味をなさなくなるのです。

むしろ、高すぎる枕は首や顎に余計な負担をかけ、歯ぎしりや噛みしめを引き起こしやすくなります。また、睡眠時無呼吸のリスクを増大させる可能性もあるのです。理想の睡眠姿勢は、遊び疲れた子どもが畳や板の間で大の字に寝ている姿勢と言えるでしょう。そうすることで、歯ぎしりも少なく、気道も確保しやすくなり、自然と熟睡が得られます。

さらに、「眠れない」ときこそ、無理に眠ろうとせず、その気持ちを一旦脇に置いてみてください。スマホやタブレットの画面を見てしまうと、目に直接光が当たり、眠気が遠のいてしまいます。もしそれでも眠れない場合は、思い切って丸2日間眠らずに過ごしてみてください。次の日には自然と眠気が訪れ、深い眠りに落ちることができるでしょう。熟睡と安眠を得るためには、枕に頼らず、自然体の姿勢と心持ちを大切にすることが重要です。


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