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無病息災の罠 ― 奥歯の鈍感さに要注意

2024年8月4日 大名歯科院長
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食べ物を口に入れて、あなたはどの歯でまず噛みますか?多くの人が奥歯を使い、素早く粉砕して嚥下し、次の一口を急ぎます。しかし、この行動には危険が潜んでいます。もし食べ物に石が混ざっていたらどうでしょう?奥歯は非常に強力で鈍感なため、石に気づかずに噛んでしまい、歯が割れてしまうことがあります。例えば、噛んでいる最中に「ガリッ」と異物感を感じたとき、すぐに止められず、そのまま奥歯で噛み砕いてしまうことがあるでしょう。

また、歯や口に違和感があると、私たちは慎重に食べるようになります。少しの不具合や痛みがあると、自然とゆっくりと咀嚼し、歯を守る行動を取るのです。無病息災が理想ではありますが、口の中に何の不安もないときこそ、油断して早食いをしてしまいがちです。その結果、奥歯の鈍感さが災いし、思わぬ歯折事故を招くこともあります。常に安全な速度での咀嚼を心掛け、健康な歯を守ることが大切です。


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