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噛む力と歯の健康: 見えない真実

2024年7月30日 大名歯科院長
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歯を数本抜いても問題なく噛める人がいます。一方で、歯が全て揃っているのに噛みにくいと感じる人もいます。このように、噛む力と歯の状態は必ずしも一致しないことがあります。例えば、子どもたちは乳歯が抜けた後も数ヶ月間、普通に噛んで話すことができ、特に気にすることなく生活しています。この現象は非常に不思議です。

また、患者さんから「悪いところがあったら治してください」と言われることがあります。しかし、ほとんどの病気が生活習慣病であるため、歯科医だけの力では限界があります。治療には患者さん自身の努力も必要です。

さらに、歯の被せ物についても考えましょう。被せ物を割れないように、取れないようにしてほしいという要望はよく理解できますが、過度な力が加わると、一番弱い部分がダメージを受けることになります。歯根がしっかりしていないのに被せ物だけを強化するのは効果的ではありません。

歯を守るための力についても触れておきましょう。前歯にトラブルが起きた場合、多くの人はすぐに歯医者に行きますが、その原因の多くは奥歯が悪いまま放置されていることにあります。奥歯は前歯を守る重要な役割を果たしています。前歯が悪くなる前に、見えない奥歯を大切にしてください。


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