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音のない歯ぎしり:知られざる危険とその対策

2024年7月12日 大名歯科院長
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硬い物を噛んだわけでもないのに、何もしていないのに歯や被せ物が欠けてしまうことはありませんか。それは睡眠中にすでにヒビが入っていたのかも知れません。音がなくても歯ぎしりは歯に約200kgの力をかけます。歯ぎしりが原因で歯が欠けたり、ヒビが入ったりすることがあります。そのため、定期的な歯科検診が重要です。歯ぎしりを予防するためには、適切な対策が必要です。

夜の歯ぎしり対策として、不自然な生活リズムを改善することが大切です。「大昔のように太陽と共に寝起きする生活をしてみてください」と指導することがありますが、今は梅雨時期なので効果が出にくいかもしれません。それでも、規則正しい生活リズムを保つことで、ストレスを軽減し、歯ぎしりを防ぐ効果が期待できます。また、リラックスするための方法として、就寝前に温かいお風呂に入ったり、リラクゼーション音楽を聴いたりすることも効果的です。

さらに、歯科医院でマウスピースを作成してもらうこともおすすめです。マウスピースは歯ぎしりの力を分散し、歯への負担を軽減します。歯ぎしりが続くと、歯だけでなく顎や頭痛の原因にもなりますので、早めの対策が重要です。

このように、歯ぎしりは音がないため気づかれにくいですが、知られざる危険が潜んでいます。自分の歯を大事にするためにも、適切な予防と対策を心がけましょう。


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