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歯の健康を守るための咀嚼習慣:ゆっくり噛むことの重要性

2024年7月6日 大名歯科院長
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歯の健康において最も多い事故の原因は、噛むスピードの速度超過(スピード違反)です。もし、車や体調に少しでも不具合があると、速度を落として慎重に運転するように、歯も同じように扱う必要があります。皮肉にも、少し不具合がある方が自然とゆっくり噛むため、結果として歯の事故が防げるようです。

現代の加工食品は、砂や異物の混入がほとんどなくなりました。しかし、安全を過信しすぎて猛スピードで噛む人が増えています。例えば、あさりに砂が入っていた場合、大きくガジッと噛んでしまうと歯が割れる危険があります。これを防ぐためにも、徐行咀嚼習慣を身につけることが大切です。

さらに、車の運転で急発進や急停止をすると同乗者が不快に感じるように、歯や顎も急な動きには弱いです。理想は太極拳のようなゆったりとした動きです。太極拳の演武大会では動きが激しいですが、広場で行われる太極拳の動きはゆったりとしています。このイメージを持ちながら、周りに急かされても、自分のペースでゆっくりと噛むことが重要です。

このように、歯の健康を守るためには、ゆっくりと噛む習慣を取り入れることが大切です。日々の食事で意識して実践することで、歯の事故を防ぎ、長く健康な歯を保つことができます。


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