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驚きの歯周病と医療費の関係:健康な歯を保つために

2024年6月29日 大名歯科院長
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歯周病と懐具合は、予想以上に密接に関係しています。歯周病がある人の年間医療費は約45万円と言われています。一方、歯周病がない人の医療費は66万円と、一見高く感じるかもしれません。しかし、これは総入れ歯か、歯がまったくない人のケースです。本当に健康な歯を持ち、歯周病がない人の医療費は、なんとわずか6万円に過ぎません。

では、なぜ歯周病が医療費に影響を与えるのでしょうか?歯周病は歯そのものが悪くなるのではなく、歯を支える骨や組織にダメージを与え、体全体に波及する病気です。歯周病の歯を放置すると、隣の健康な歯まで支えを失い、最終的には全ての歯を失うリスクが高まります。そのため、歯周病が進行している場合、治療を受けることが非常に重要です。特に残りの人生がまだ長いと考えられる場合は、重度の歯周病の歯を抜いてしまうことが得策かもしれません。

歯周病予防には何が最も大切なのでしょうか?ほとんどの歯科医師や歯科衛生士は「プラークコントロール」と答えるでしょう。確かにプラークコントロールは重要ですが、それだけでは不十分です。もう一つの重要な要素は「若さ」です。つまり、多少の菌に負けないようにアンチエイジングを心がけ、体調管理をしっかり行うことが大切です。

例えば、定期的な運動やバランスの取れた食事を取り入れることで、免疫力を高めることができます。歯の健康を保つためには、歯磨きやフロスだけでなく、全身の健康を維持することも欠かせません。

歯周病と医療費の関係を理解し、適切な予防策を取ることで、将来的な医療費を大幅に削減することができるのです。健康な歯を保つために、今からでも遅くありません。しっかりとケアを始めましょう。


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