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前歯と奥歯の役割と理想的なかみ合わせ

2024年2月27日 大名歯科院長
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歯には前歯と奥歯という異なる役割があります。前歯は捕らえる、噛み切る、見た目、発音の機能を担うだけでなく、奥歯を歯ぎしりから守る役割も持っています。歯並びやかみ合わせが悪いと、歯ぎしりによって奥歯がすり減ったり割れたりする可能性があるため、注意が必要です。

一方、奥歯は砕く、噛みつぶす、力を出すためににくいしばるという役割を果たします。また、奥歯の役割の中には、くいしばる際に前歯の移動を防ぐという意外な機能も含まれています。したがって、歯の動きに異常が見られる場合、例えば上の前歯が出てきたり、すいてきたり、下の前歯がガタガタしてきたり、上に伸びてきたりする場合は注意が必要です。

歯の理想的なかみ合わせは、軽くかみ合わせると左右の奥歯が同時に同じ強さであたり、上下の前歯は軽く触れる程度であり、その後、前後左右にずらせば前歯だけがあたり奥歯は全くあたらない状態が理想です。このバランスが重要であり、かみ合わせ時には十分な注意が必要です。

最後に、前歯と奥歯はお互い助け合っており、歯ならびが悪いとこの助け合いがうまく機能せず、歯を早く失う可能性が高まります。しかし、この問題はあくまでもかみ合わせた時に起こります。上下の歯が直接触れなければ、どんな歯並びでも問題は起きません。したがって、日常の習慣や癖を含めた歯の健康管理と定期的な歯科検診が重要です。


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