口呼吸の影響で口唇が荒れている幼児や小学生の方、最近多く見られます。この時期に口唇がこれだけ乾燥していると、冬の乾燥した時期たるやとても辛い思いをされているのではないでしょうか?リップクリームを塗るのも一時的には構いませんが、所詮対症療法です。ずっと塗り続けていい薬なんてものはありません。
口呼吸は、抗菌力や酸中和力のある唾液をすぐ蒸発させてしまいます。その影響で虫歯や歯周病のリスクがアップします。また口呼吸では空気が毛鼻フィルターのある鼻腔を通らない為、ウイルスなど感染物質が咽頭や気管に直接到達しやすく風邪やインフルエンザのリスクもアップさせます。成長期に口呼吸が長期化すると歯列や顎骨の健全な成長発育にも問題が生じます。
就寝中の口呼吸は唾液の分泌が激減しているため特に注意が必要です。口呼吸対策は大変難しいのですが、鼻が両方とも詰まっている稀な方はまず鼻炎対策です。耳鼻科、小児科、アレルギー科に併受診した方がいい場合もあります。
しかし、両鼻が同時に詰まることはまずなく、基本的には自力で何とかなります。自力対処としては、細いサージカルテープを口唇に縦一本貼って寝るのも効果的です。
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広島県三原市の歯医者 大名歯科