大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

最近の子どもの歯ならび

2017年10月20日 大名歯科院長
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歯ならびの写真をご覧ください。下の前歯は大人の歯に生え変わっていますが、4本分のスペースに3本の大人の歯が狭そうに生えております。また、上の前歯も同じく4本分のスペースに2本だけ生え、残りの2本は生えるスペースがあるとはとても言えません。このような歯ならびを最近、よく見かけます。

最近の子どもは、硬い物をかまなくなり顎が小さくなったから歯ならびが悪くなったといわれています。しかし、ある本では少しだけ解釈が違うようです。以下引用。
『この50年ほどで多くの生活様式が変わりました食生活においても高カロリーで高タンパクな軟らかい食べ物を好んで食べるようになり、かむ運動量が少なくなったようです。若者の身長も10㎝近く伸びました。体は大きくなったわけですが、その割に顎は大きくならなかったのです。下顎の骨の形と大きさが変わりました。エラという下顎の左右に角をなす部分の張りが小さくなりエラから耳の穴のあたりまでの長さが短くなりました。つまり、面長で小顔の顔つきになったのです。このような顔つきは歯ならびの奥行と横幅を狭くします。』
特に興味深いのは
『妊娠期から幼児期までの高カロリーで高タンパクな食べ物は歯を大きくします。最近の子どもは、かむ運動量が少なくなり小顔になって歯が大きくなったから歯ならびは悪くなったというわけです。』

子どもの歯ならびをきちんとするためには、マイナス1歳から食育や歯育を開始し、欧米化された食事を和食に変える必要があるといえるでしょう。米や芋を皮ごと食べ、たまに魚貝や鶏卵を食べるといった感じでしょうか。
次世代、またその次の世代のことを考えると女性の役割や影響力の大きさは計り知れない。

最後までお読みいただきありがとうございます。

広島県三原市の歯医者 大名歯科


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