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マウスウォッシュデンタルリンスは百害あって一利くらいはあり?

2010年3月2日 大名歯科院長
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みなさま、こんにちは
広島県三原市予防インプラント歯科の歯医者です

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ドラッグストアーに行くと、多くの種類のマウスウォッシュデンタルリンスが並んでいます。

歯医者にしてみたら、入れ歯安定剤と共にマウスウォッシュの存在が不思議でなりません。

大手メーカーのマウスウォッシュの謳い文句や商品説明を読むと、

お口の三大トラブル?歯肉炎 ?歯垢の沈着 ?口臭で、マウスウォッシュは口臭を防ぎ、歯周病予防になるそうです。


髪に使うシャンプーを薄めて、ミントやハッカのフレーバーを付けているようなもので、本当にお口のトラブルを防ぐのか疑問です。

歯周病菌を殺すということは、薬剤であり敏感な歯肉や口腔粘膜に対して毒性があり無害なはずはありません。

腸内細菌と同様で口の中にも善玉常在菌がいますが、それをも殺菌してしまうことが悪玉常在菌を爆発的に増やす可能性があります。

歯周病は歯と歯肉の深い溝で主に発症します。

その溝の奥に、マウスウォッシュのぐちゅぐちゅだけで薬用成分が届くのか?

また、届いた薬用成分は用が済んだら洗い流せているのか?

歯周病予防の基本は歯ブラシによる歯肉マッサージと咬み合わせのバランスです。

気持ちいいくらいの圧で毛先を歯肉に当ててマッサージにより血行増進し、歯肉の免疫防御システムを副作用なく働かせましょう。
 

 

広島インプラントCT歯科研究会(広島県三原市) 予防歯科 大名


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