子供たちからの警告・・
みなさま、こんにちは
広島県三原市予防インプラント歯科の歯医者です。
みなさんは、近年子供たちの体型が変化していることをご存知でしょうか?
現在、世界中で約2,200万人以上の幼児が過体重・肥満と言われており、その割合は増加傾向にあります。
また学童児童の10%は過体重・肥満であると報告されており、さらに将来2型の糖尿病を起こすことが懸念され、早期の改善が必要とされています。
肥満の発生の社会的要因として、以下のような生活環境の変化が挙げられています。
・身体運動の機会の減少
・テレビなど「動かない」レクリエーションの増加
・水の代わりに甘いソフトドリンクを摂取
・レストランやファーストフード店利用の増加
規則正しい食生活のためには、「早寝早起き」「間食(特にお菓子)は控える」「適度に体を動かして空腹を感じる時間を作る」といった当たり前のことが非常に大切です。
しかし、現代の子供たちにとっては、その当たり前のことが困難になっています。
それは、何も子供たちのせいではありません。親(大人)の生活が子供にダイレクトに影響してくるのです。
自分たち(大人)が食べたいから、小さいころから子供も一緒にレストランやファーストフード店に頻回に連れていく
自分たち(大人)が遊びたいからカラオケや居酒屋などに遅い時間まで子供も一緒に連れていく
自分たち(大人)が外に連れて行って遊ぶ時間がないから、家で子供を遊ばせておく
自分たち(大人)が食事の時間が遅いから、それまでの時間、子供にお菓子を食べさせておく
もちろん、家庭の事情でやむを得ずというかたもいらっしゃるでしょうから、一概には言えませんが、近年大人の都合で、子供たちの生活が変化していっていることは確かです。
社会の歪みはまず弱者(子供)に現れ、食の歪みは子供たちを最初に襲います。
今世界で表在化している「小児肥満」の問題は、こうした子供たちからのSOSと言えるのではないでしょうか。
私たち大人が気付いて、変わることが大切です
(“食育”は歯科医療を変える:クインテッセンス出版より一部抜粋)
広島インプラント情報室(広島県三原市) 予防歯科 大名
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- 大名 幸一 Koichi Omyo
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