大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

よい食習慣は6歳までに

2009年7月1日 大名歯科院長
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みなさま、こんにちは。
広島県三原市予防インプラント歯科の歯医者です。

虫歯予防に1番大切なことは何だと思われますか?
答えは「歯磨き」・・・ではなく「食生活です。

しかし一度「甘いもの大好き」になると、大人になってどんなに食事指導されも「わかってるけどやめられない」状態の人が多いのです。


それは、なぜなのでしょう?

甘いものを食べると、脳内で「βエンドルフィン」という麻薬に似た快楽物質が放出され何とも言えない満足感・至福感が得られます。
しかしこれは、甘味に反応して出ているのではなく、脳が「美味しい」と主観的に判断することによって起きています。

つまり、甘いもの嫌いの習慣がついた人が甘いものを食べても「βエンドルフィン」は出ないのです。同じことが脂肪やアルコールでも言えます。


この「甘いもの=美味しい」体験を小さい時にすればするほど、大人になってやめられなくなるわけです。


赤ちゃんは実は、大人より味覚が敏感なのです。味蕾の数は新生児の時がいちばん多く、成長するにつれて減少していきます。


基本的な味覚の土台は、6歳ごろまでにつくられると言われています。ですから離乳食は、その子供の味覚を形成するうえで非常に重要な時期です。

小さいうちに味付けの濃いものや砂糖の甘み、化学調味料に慣れきってしまうと、味覚が鈍ってしまい、「濃い・甘い・脂っこい味付け」=「美味しい」が脳にインプットされてしまいます。


そうすると大人になって、肥満・生活習慣病・虫歯・歯周病・・・等にかかってから、食事改善の指導を受けたって「やめられない」・・・わけです。

お子さんには、小さいうちからなるべく素材そのものの甘み、辛み、苦み、酸っぱみ、うまみを体験できるような食生活を心掛けてあげましょう。

 
広島インプラント情報室(広島県三原市) 予防歯科 大名


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