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フッ素入り水道水は、虫歯予防に効果的?

2009年2月16日 大名歯科院長
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みなさま、こんにちは
広島県三原市予防インプラント歯科の歯医者です

「フッ素は虫歯予防になる」これはみなさん、常識でしょう。

歯磨き粉の宣伝でも、そのことが謳われています。

では、フッ素を水道水に含めればいいのでは?と思われます。
そのことに副作用など悪い面は無いのでしょうか?

1995年から1971年まで、兵庫県宝塚市の水道水に高濃度(約2ppm)のフッ素を含ませ虫歯予防を期待した。

しかし、乳歯や生え替わった永久歯に斑状歯が現れた。

斑状歯とは、歯が褐色がかったり白く濁ったりし、審美的に良くなく、歯の表面にも小さな孔があいたりして、凸凹構造になってしまう状態です。

現在の宝塚市の水道水のフッ素濃度は0.4ppmに抑えられていますが、これで、斑状歯は抑えられているようです。

フッ素は自然界に存在し、水源の場所によっては濃度はまちまちな為、コントロールが難しい部分があります。

現在歯科医師の間でも、虫歯予防「証明済み」の賛成派と高濃度で過去に被害の反対派に分かれております。

自然の水源のフッ素濃度のままで疫学調査を行っても、地域によるフッ素濃度と虫歯予防に有意差が無いようです。

ということは、低濃度ではあまり効果がなく、フッ素による虫歯予防効果よりも、むしろ食生活習慣や唾液の質や量やキシリトールの方が、虫歯予防に効果的であるのではないでしょうか?

 

広島インプラント情報室(広島県三原市) 予防歯科 大名


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