大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

歯に異状なし、歯科心身症 1.0

2009年2月6日 大名歯科院長
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みなさま、こんにちは
広島県三原市予防インプラント歯科の歯医者です

「舌がずっとピリピリする」「矯正や義歯のかみ合わせがいつまでも合わない」「口の中が何とも言えず気持ち悪い」

こんな症状を訴える人がいます。

歯科医で診察を受けても原因が分からず、治療を繰り返しても一向に良くならないこともあります。

一体、どうしたらよいのでしょうか。

この状態は「歯科心身症」と呼ばれています。

症状としては舌がザラザラ、ピリピリとした痛みを覚える「舌痛症」が最も多く、次いで、口の中がネバネバ、ベタベタ、ザラザラする異常感を訴える「口腔異常感症」。

口腔内や歯、あご、顔面に慢性的な痛みがある「非定型顔面痛」。

かみ合わせの違和感を訴える「咬合異常感」などがあります。

歯科診療を受けた患者のほぼ10人に1人にみられるというデータもあります。

症状の程度は日によって変わり、午前中は比較的軽く、夕方から夜に強く表れることが多いようです。

また、食事中やものを噛んでいる時や会話中など何かに熱中している時にはあまり感じないのが特徴のようです。

東京医科歯科大学病院の頭頸部診療外来に訪れた新規患者のうち約8割が女性で圧倒的に多く、中高年が多かったそうです。

歯科心身症の患者の7割は歯の治療後に発症するので、治療が原因と思って別の歯科医を次々と訪ねがちだが、症状が改善されなかったり、治療を重ねるほどひどくなるケースもあります。

歯そのものは問題ないことが多く、最近、患者さんと歯科医師を最も悩ませている疾患の一つと言えます。

(毎日新聞より一部抜粋)

 

広島インプラント情報室(広島県三原市) 予防歯科 大名


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