大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

虫歯予防のために唾液を知る

2008年10月24日 大名歯科院長
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みなさま、こんにちは
広島インプラント研究会(広島県三原市)
の歯医者です

初期虫歯を自然治癒したり、虫歯を予防するためには第一に唾液を活発に働かせることが大切です。

この唾液が少ないとドライマウスと言われ、様々な口腔疾患(虫歯や歯周病)を引き起こします。

唾液の性状はいろいろ変化しております。
どうして唾液がサラサラしたり、ネバネバしたりするのだろうか?

唾液がサラサラしたりネバネバしたりといったことはみなさん日常経験することでしょう。
唾液は大きく安静時唾液と刺激時唾液に区別されている。

刺激時唾液は主に食事中に分泌されているので、1日のうちでは案外短い時間である。

多くの時間は安静時唾液が主役である。
安静時唾液は、刺激時唾液に比べて分泌量や粘度が変動しやすい性質があり、この変化により唾液の粘度が変化する感覚を生み出している。

刺激時(食事中)唾液はサラサラで分泌速度も多い。
耳の前にある耳下腺で唾液が作られ、上の奥歯の頬の内側あたりから大量に分泌され、主に咀嚼したものを食塊にし、嚥下しやすくするためにある。

安静時唾液は粘り気(ムチン)が多く、分泌速度も遅いことが多い。
舌の下や顎の下で唾液が作られ、下の前歯の内側から分泌され、主に歯牙や口腔粘膜の表面をコートし保湿保護している。
ゆえに会話など滑らかな口腔運動を行うための潤滑油にもなっています。

虫歯予防の観点から言うとこの唾液がとても大切になる。
安静時にも唾液を働かせるために、砂糖の入っていないキシリトール100%のガムを頻繁に噛み続けるほうがよいでしょう。

広島インプラント研究会 三原市予防歯科健康増進部 大名


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