大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

歯根膜 シート状に培養

2008年8月26日 大名歯科院長
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みなさま、こんにちは
広島インプラント研究会(広島県三原市歯科医院併設)の歯医者です


 歯周病を再生治療と題して面白い記事が掲載されておりました。

再生医療のバイオベンチャー、セルシード(東京・新宿、長谷川幸雄社長)と東京女子医科大学は再生医療で歯周病を治療する国内初の技術を開発、2009年初めをめどに臨床研究を始める。
抜歯した歯から細胞を取り出しシート状に培養、歯に貼り付けて破壊された歯根膜の再生を促す。
治癒までの期間を従来に比べて半減できるとみている。
〔日経産業新聞より抜粋〕

4大歯周組織といわれる歯肉・歯槽骨・歯根膜・セメント質。
これら全てが再生できるようになるととてもありがたいですね。

インプラントや歯を支える骨(歯槽骨)を増やす手術は近年目覚ましい進歩をとげている。
患者さまも私もずいぶんこの技術に助けられました。

この度の記事は、歯根膜。
歯肉は以前から移植で対応できるので、いよいよ歯周病で失った組織の完全再生に近づいいるのではないでしょうか。

予想されるコストは非常に高いそうです。
しかし、超難治性の重症分岐部病変(複数根を有する奥歯の根のまたの部分の歯周病)が再生治療によって治るようになるかもしれないのは、患者さまにとっても私にとっても、とても楽しみで仕方がないところでしょう。


広島三原インプラント研究会 予防歯科健康増進部 大名


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