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年齢によってできやすい虫歯がある

2008年7月13日 大名歯科院長
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みなさま、こんにちは
広島インプラント研究会(広島県三原市歯科医院併設)の歯医者です

年齢によりできやすい虫歯があります。

子どもの6歳臼歯は乳歯列後ろの一番奥に生えるため、磨きにくいので虫歯になりやすい。

特に、生えた直後は歯肉が部分的に被っていたりしてブラッシング時の痛みや出血が起きやすく、意識的に磨かなくなってしまう。

さらに、唾液のカルシウムやリンを吸収する前のやや軟らかいエナメル質のため、歯の質も弱く、噛み合わせの溝の部分が最も虫歯になりやすいのです。

これらを予防する方法としては、小学生低学年まではお母さんによるチェックと仕上げ磨きが必要です。

噛み合わせの溝の虫歯予防は歯医者さんで行われるフィッシャーシーラント(溝をフッ素徐放性のあるセメントなどで埋める)が効果的なこともあります。

大人は歯周病などで歯ぐきが下がると露出した根の部分が、虫歯になりやすい状態になります。

前回にも述べましたが、歯肉が下がって露出した根の部分はエナメル質がなく、歯冠歯根的に奥のため歯ブラシが当てにくく、砂糖入りのコーヒーなどをよく飲まれている方に好発です。

歯根部分の虫歯は歯冠部分に比べて歯の中の神経までの距離も近く、知覚過敏が起きやすく虫歯がすぐ神経まで到達しやすいので注意が必要です。



広島三原インプラント研究会
 予防歯科健康増進部 大名


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