大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

歯科医師も気づかない中国製の鉛入り被せもの

2008年6月15日 大名歯科院長
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みなさま、こんにちは
広島インプラント研究会(広島県三原市歯科医院)の歯医者です



アメリカのオハイオ州で歯科治療で使う中国製補綴物に鉛が含まれていることが分かり騒動となっている。

ごく微量なため健康被害とはなっていないようだが、補綴物のような技工物に本来、鉛は含まれるべきではなく、法整備の強化が求められている。

価格の安い中国製技工物はアメリカで輸入量が急増中。
日本にも入ってきているが大丈夫なのか。

東京新聞より抜粋

補綴物や技工物とは、被せや詰め物や入れ歯などです。

その被せなどが、中国で作られるには理由があります。
人件費が安いからです。

日本で歯科技工士という国家資格を持った人が被せを作ると、一個2,000円から3,000円くらいかかりますが中国では、その10分の1から5分の1で輸送料を含めても圧倒的に安い。

しかも、ノーライセンスが手先のみで作っているという恐ろしい現実。
歯科医院が委託する歯科技工所がこっそり中国に出していて、歯科医師自身もその事実を知らないこともあります。

環境汚染で問題になっているあの中国で。

被せは普通何年も口の中に入っているものです。
専門の知識がない人が作ると、被せの適合が甘く、その隙間から再度虫歯になりやいという問題。

それよりも、被せの中の鉛や水銀などが少しずつもれて体内に蓄積されることによる、もしかしたら次の世代への長期的な悪影響などが心配です。

大名歯科では、被せの適合を上げるためマイクロスコープ(顕微鏡)下にて製作調整しています。

使用金属は最近の金属高騰で高価ですが、厚生労働省認可の歯科用金属を使用しています。

さらに、かみ合わせや、歯の色形の見た目などは個人差が非常に大きいため、院内専属の歯科技工士が直接、患者さまと相談しながら製作しております。

私ももし自分の歯の被せを作ってもらうときは、院内の専属技工士に作ってもらいたいと思っているくらい、すばらしいテクニックと配慮です。

中国製の不気味な被せを自分の口の中に入れられない対策は、院内に専属の技工士がいるかどうかは一つの確実な判断基準になると思います。



予防HA(広島アドバンス)インプラント研究会
 健康増進部 大名


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