大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

広島大の歯の銀行が国際展開

2008年6月12日 大名歯科院長
この記事をFacebookでシェアする

みなさま、こんにちは
広島インプラント研究会(広島県三原市歯科医院)の歯医者です

広島大大学院の丹根一夫教授(歯科矯正学)のグループが2004年に実用化。
瞬間冷凍時に磁力をかけ、歯の根元にある「歯根膜」の細胞を壊さず保存する。

金属を骨に埋め込むインプラント(人工歯根)に比べ、自然なかみ応えが得られる。
さらに、同一人物に細胞ごと移植するため拒絶反応が少なく、歯が抜けにくい。

当初、、広島大病院でしか行えなかった抜歯と移植は、技術指導を受けた28都道府県の146医療機関で可能になった。

抜歯から移植までにかかる利用者の費用は、歯1本で約20万円。
(中国新聞より抜粋)


私も登録研修医として在籍しております広島大学矯正歯科で行われている「歯の銀行」。

親知らずや矯正の時に抜いた小さい奥歯などを冷凍保存して将来に備える方法です。

自分自身の歯を使うのでアレルギーなど拒絶反応がほとんどない点では優れていますが、歯の移植は移植歯の根の形と同じように、しかもインプラントよりもやや多く顎骨を削らなければならず、手術レベルが高いので術者の腕に成否が左右されやすい。

さらに万が一失敗したときは、骨を削った量が多いため顎骨へのダメージが心配です。

歯の移植は条件が揃うととてもいい方法です。
よい抜去歯牙の見極め方などの基準があればいいのにと思います。


予防HA(広島アドバンス)インプラント研究会
 健康増進部 大名


この記事をFacebookでシェアする

Copyright(C) 2013 OHMYO Dental Office All Rights Reserved.