大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

虫歯予防に乳酸菌

2008年5月11日 大名歯科院長
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みなさま、こんにちは
広島インプラント研究会(広島県三原市歯科医院)の歯医者です

乳酸菌の一種であるフェーカリス菌(BIO-3株)に虫歯菌の産生するバイオフィルム形阻害作用があると、東京医科歯科大学とビオフェルミン製薬との共同研究で発見されました。

歯の表面は唾液成分からなるペリクルと呼ばれる皮膜で覆われており、このペリクル表面に口腔内の虫歯菌が結合し、歯面上で増殖・凝集することにより、バイオフィルムが形成される。

虫歯菌によって形成されたバイオフィルムでは、菌が産生した酸が内部に蓄積され、局所的に高い酸性状態になるため、歯の構成成分であるエナメル質の脱灰と溶解が起こり、虫歯の危険性が極めて高くなる。

この乳酸菌を虫歯菌に混ぜるとバイオフィルム内の空洞化が生じ、その乳酸菌を増やせば増やすほど効果が上がるらしい。

キシリトールやフッ素との相互関係、現存する善玉菌と悪玉菌のバランスや副作用については言及されていないものの、虫歯予防の特効薬になってくれれば大変うれしいです。

薬事日報より一部抜粋

予防HA(広島アドバンス)インプラント研究会 健康増進部 大名


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