大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

虫歯を予防する方法 3.0

2008年4月26日 大名歯科院長
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みなさま、こんにちは
広島インプラント研究会(広島県三原市)の歯医者 大名歯科医院
の大名幸一です

虫歯を予防するための方法?B テーマは糖分です。

虫歯バイ菌に栄養分を与えないことです。

虫歯バイ菌も生物なので、栄養分があると活発に活動します。
栄養分とは糖分のことで、主に砂糖です。

甘い物を食べなければ虫歯にならないと思っていませんか?

これは、間違いです。
小学生の時、ヨウ素でんぷん反応の実験を思い出してください。
お芋やお米にヨウ素をつけると、澱粉と反応して濃い紫色になる実験です。

次に口の中でごはんをしばらく噛んだものに、ヨウ素をつけても紫色にはならず、澱粉が何か他の物質に変わっています。
それは麦芽糖です。つまり甘い糖分なのです。
これは唾液中の酵素アミラーゼにより、より腸から体に吸収しやすい物質に変わったのです。

さらに、噛み続けると麦芽糖がブトウ糖(グルコース)に変わります。
とても甘く、吸収しやすい物質です。
家でもご飯をよく噛んでドロドロになるまで口の中で唾液と混ぜるととても甘くなると思います。

甘いものの代表の砂糖とは二糖類であるショ糖(スクロース)のことで、グルコースとフルクトースが含まれています。
ケーキやおまんじゅうだけでなく、生きていくためのエネルギーになる食べ物には糖分が必ずと言っていいほど含まれているのです。

虫歯バイ菌にとって、この糖分はわずかでいいのです。
口の中や歯に甘いものが多く残っていても少ししか残っていなくても、虫歯バイ菌にとっては十分な栄養の量になるのです。

規則正しく、3度の食事で十分栄養を摂り、なるべく間食やつまみ食いやお茶お水以外の飲料などの食事の回数を減らし、食べ物が口の中に長期間あるもの(アメ、ガム、キャラメルなど)を止めましょう。

そうすれば虫歯バイ菌は栄養失調になることでしょう。

予防HA(広島アドバンス)インプラント研究会 健康増進部 大名


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